堀八幡神社(通称)堀八幡 はちまんさん

特殊神事 : 流鏑馬神事 例祭日に斎行(十月第一日曜日)
県指定無形文化財

<規模・形式>

三間社(さんげんしゃ)、流造(ながれづくり)、柿葺(こけらぶき)

<解説>

この玉殿は、堀八幡神社本殿の内陣に安置され、神体を納めている神社本殿形の容器である。本殿形の玉殿は、一般的に宮殿と称されているが、広島県域、とくに旧安芸国地域では古くから玉殿と呼ばれており、平安時代末期の厳島神社に遡るものである。

室町時代前期から中期の建築様式を残す貴重な建築資料であり、全国に現存する玉殿の中でも古い時代の遺産とされる。造立は、十五世紀中期から後期にかけてのものと推定され、保存状態も良く極めて価値が高いものである。